本文へ移動

口腔ケア

2024-07-30
こんにちは。ケアプランセンターです

毎日猛暑、酷暑が続いています。
しっかり水分や栄養を取り
熱中症にならないようお気を付けください
令和6年度は介護報酬改定が行われ、
より医療と介護の連携が強化されました。

リハビリ、栄養管理、口腔管理の一体的実施が要介護者の重症化防止・自立支援に重要と位置づけられました。

ということで、
今回は口腔ケアについてご紹介します。
年齢を重ねると体にはさまざまな変化が現れますが、それは口の中も例外ではありません。
高齢者の口腔内で起きている問題を見ていきましょう。
●自浄作用が低下している
口の中には「自浄作用」があります。
唾液の力で歯の表面や舌、粘膜に付いた汚れや細菌を洗い流し、清潔に保つというものです。
しかし、身体機能が衰えて唾液の分泌量が減っている高齢者の口腔内は、自浄作用が低下している状態になっており、意識してきれいに保つ必要があります。

●虫歯や歯周病が多い
加齢によって歯茎が下がり歯の根元が露わになると、そこから虫歯になりやすくなります。
また、高齢者の口腔内は自浄作用が弱まっているため、本来は唾液で洗い流されるはずの細菌が増殖し、歯周病にもかかりやすい状態です。
加齢による免疫力の低下も、虫歯や歯周病菌が増える原因の一つです。

●治療跡や入れ歯が多い
長く生きている高齢者は、その分虫歯や歯周病にかかった経験が多く、詰めものなどの治療跡が残っている人も少なくありません。
また、歯周病で歯が抜けてしまい、入れ歯を使っている人も多いでしょう。
詰め物をしている場合は、その下で虫歯が進行していることがあり、入れ歯を使用している場合は、入れ歯と粘膜の隙間に細菌が繁殖しやすくなります。
またお口の中で入れ歯が不潔な状態だとカンジダ菌という真菌が繁殖してしまい、お口の中がピリピリしたような感じがするなどの問題を引き起こす場合があります。

●味覚が変化する
人は、舌の表面にある味蕾(みらい)という小さな器官で味を感じます。
しかし高齢者の場合、口の中の自浄作用が低下しているため、舌の表面に舌苔が付きやすく、味を感じにくくなったり、味覚が変化したりすることがあります。
また、偏った食生活による栄養不足も、味覚障害の原因の一つです。

●口腔内が乾燥する(ドライマウス)
高齢になると、噛む力の低下や服用している薬の影響で唾液の量が減ります。
唾液は口腔内を清潔に保つ役割がありますので、ドライマウスは虫歯や歯周病の進行、また、雑菌の繁殖による口臭の原因になります。
このような口腔内の問題を解決するために、口腔ケアが重要になっています。
次は2種類ある口腔ケアをご紹介します。

1.器質的口腔ケア
器質的口腔ケアは口の中を清潔に保つためのケアのことです。
うがいや歯磨き、義歯や舌の清掃などで口の中にある思考や食べかすをきれいに取り除きます。
口の仮名の汚れは歯だけでなく、歯茎や舌、ほほの内側にもついていて、その中に多くの細菌が繁殖しています。
口の中の細菌は歯周病や誤嚥性肺炎などにつながる恐れもあるので口の中を清潔にしておくことが大切です。
2.機能的口腔ケア
機能的口腔空ケアは口腔機能の維持、回復に向けたケアのことです。
口腔機能とは食べる、話す、表情を作るなど口の働きのことで、口の周りの筋肉や舌を動かすことで口腔機能の低下を防ぎます。
ケアの方法として口の中や口の周りのマッサージ、飲み込む力を鍛えるトレーニングやリハビリなどがあります。
身体の筋肉と同じように口の筋肉も鍛えなければ衰えてしまいますので、器質的口腔ケアと並行して継続的に行うことが大切です。
高齢になると、「嚙む」「飲み込む」「呼吸する」「話す」「表情を作る」といった口腔機能全般が低下しやすい傾向にあります。
この機能が衰えると、十分な栄養を取ることができなくなります。
口腔ケアを行うことで、口腔機能を維持、改善すれば、体全体の健康の回復も期待できます。
お口の健康が維持できるとしっかり自分の口から食事が取れて、これまで通りの充実した食生活を送ることができます。

またよく噛むことで、脳の血流が増え認知症の予防にもつながるといわれています。
口腔ケアは介護予防の第一歩です。
普段の歯磨きから意識してみてはいかがでしょうか。
株式会社 芳野ケアサポート
〒808-0024
福岡県北九州市若松区
浜町1丁目3-1
TEL 093-771-8282
FAX 093-771-8286
MAIL info@yoshino-care.com
TOPへ戻る