ヒートショックにご注意
2023-12-05
こんにちは。チーム看護です
朝と昼の温度差が大きく、乾燥する日が続いていますね。
寒い日は、お風呂に入る事が少し、億劫になったりしませんか?
今回は、お風呂の事故で多い、ヒートショックについて、少しお話させていただきたいと思います。
寒い日は、お風呂に入る事が少し、億劫になったりしませんか?
今回は、お風呂の事故で多い、ヒートショックについて、少しお話させていただきたいと思います。
交通事故死の約2倍?!
冬の入浴中の事故に注意!
体を温め、1日の疲れを癒してくれるお風呂ですが、11月から4月にかけての寒い季節、入浴中に気を失い、浴槽の中で溺れる事故が多くなります。
特に高齢者は注意が必要です。
入浴中に溺れて亡くなる方は、交通事故で亡くなる方より多くなっています。
体を温め、1日の疲れを癒してくれるお風呂ですが、11月から4月にかけての寒い季節、入浴中に気を失い、浴槽の中で溺れる事故が多くなります。
特に高齢者は注意が必要です。
入浴中に溺れて亡くなる方は、交通事故で亡くなる方より多くなっています。
どうしたら入浴中の事故を防げるのか。
ポイントをご紹介します
ヒートショックが起きる原因は??
入浴時の事故が多くなる原因の一つは、急な温度差による血圧の急激な変化です。
入浴時の事故が多くなる原因の一つは、急な温度差による血圧の急激な変化です。
暖かい部屋から、冷えた脱衣所・浴室に移動すると、血管が縮まり血圧が一気に上昇します。その後、浴槽に入り体が温まってくると血管が広がり、急上昇した血圧が下がります。
この急激な血圧の変化により、一時的に脳内に血液が回らない貧血の状態になり一過性の意識障害を起こすことがあります。
浴槽内での意識障害が溺れて死亡する事故の原因の一つとして考えられています。
ヒートショックを防ぐための6つのポイント
1 入浴前に脱衣所や浴室を暖めておく
脱衣所や浴室との温度差がないようにしましょう。暖房設備がない場合は、少しシャワーを出して温めるやことやお風呂の蓋をはずすなどして対策をしてみてください。
1 入浴前に脱衣所や浴室を暖めておく
脱衣所や浴室との温度差がないようにしましょう。暖房設備がない場合は、少しシャワーを出して温めるやことやお風呂の蓋をはずすなどして対策をしてみてください。
2 湯温は41度以下、お湯につかる時間は10分までを目安にする
42度のお湯で10分入浴すると体温が38度近くになり、高体温等による意識障害を起こす危険があります。温度計やタイマー等を活用して、「見える化」することもおすすめします。
3 浴槽から急に立ち上がらない
一気にお風呂から上がると血管が一気に拡張し、脳に行く血液が減ることで貧血のような状態にあり意識を失うことがあります。湯から上がるときは、手すりや浴槽のヘリなどを使ってゆっくり立ち上がるようにしましょう。
4 食後すぐの入浴や、飲酒後、医薬品服用後の入浴は避ける
特に、高齢者は、食後に血圧が下がりすぎる食後低血圧によって失神することがあるため、食後すぐの入浴は避けましょう。飲酒によっても一時的に血圧が下がります。飲酒後はアルコールが抜けるまでは入浴しないようにしましょう。
5 お風呂に入る前に、同居する家族にひと声かける
入浴中に体調の悪化などの異変があった場合は、家族などの同居者に早く発見してもらうことが重要です。そのためにも入浴前に家族にひと声かけてから入浴するようにしましょう。
6 家族は入浴中の高齢者の動向に注意する
家族は、高齢者が入浴していることを気にかけておき、「時間が長い」、「音が全くしない」、「突然大きな音がした」など何か異常を感じたら、ためらわずに声を掛けるようにしましょう。
以上の事に気を付けて、お風呂でのヒートショックを予防していきましょう
(資料参照:厚生労働省 政府広報オンラインより)